橋本駅周辺整備推進事業について相模原市は、大規模事業評価委員会からの答申を踏まえ、７月27日に事業の実施を決定した。今後のまちづくりのスケジュールも公表され、８月21日からは都市計画説明会が開催される。
橋本駅周辺整備推進事業実施の決定を受け、市では都市計画決定に向けた手続きを進める。これは旧相原高校を含む約14ヘクタールの土地の道路、交通広場の計画などについてで、その都市計画説明会が８月21日、22日に行われる。その後、素案の縦覧と公聴会（９月〜10月）、法廷縦覧（12月）、都市計画審議会（２０２３年２月）、都市計画決定（同３月）と続く。
さらに、都市基盤の整備とともに土地利用に係るまちづくり誘導方針「まちづくりガイドライン」の策定を進める。これは土地をどのように利用するのか、市として目指すまちづくりの方向性を示すもので、まちづくりを適切に誘導するために策定される。市民の意見を取り入れるため、オープンハウス型説明会を10月に予定しており、その後23年８月にパブリックコメント、23年11月の策定を目指す。
また、「駅・まち一体のまちづくり」の推進へ向け、引き続き協議、調整を進めていく。具体的には、京王線の駅舎を現在の場所からＪＲの駅とリニア新駅の間に移設する計画で、これにより新たな賑わいが創出されるとともに回遊性や駅の利便性の向上に期待する。
リニア中央新幹線についてＪＲ東海は「実質的に工事が進捗しない状態が続いており、27年の開業は難しい状況」としている。市リニア駅周辺まちづくり課の担当者は「早い開業を望むが、まちづくりの計画は進めていきたい」と話す。
緑区合同庁舎で
都市計画説明会が緑区合同庁舎４階の集団指導室で開催される。日時は【1】８月21日（日）午前10時【2】同日午後３時【3】８月22日（月）午後７時。希望者は直接会場へ。説明会の詳細は市ホームページで確認できる。問い合わせは市都市計画課【電話】０４２・７６９・８２４７。