「ガチャ×ラリー」で活性化 多摩美大 商店街とタッグ

2023/02/23

イベントを企画した多摩美術大学の学生ら=提供

 商店街活性化イベント「夢PON! ガチャガチャ×スタンプラリー」が1月22日、相模原駅前のペデストリアンデッキで行われた。

 多摩美術大学の学生が、地域課題を解決する取り組みの一環として主催し、さがみ夢大通り商店会が共催した。同商店会は同駅南口から国道16号までの約800mにある企業・商店、約40の会員で構成されており、昨年度から同大学と共同してまちづくりプロジェクトを進めている。

 今回は「つながり」をテーマにスタンプラリーを開催。「夢」を欲しがり商店街にやってきたエイリアンを助けるという設定のもと、参加者がシートを手に商店街の店舗を巡り、夢を集めてエイリアンに渡すと、ガチャガチャでプレゼントがもらえるという企画を実施した。孫と一緒に参加した70代の男性は、「最初は何かと思ったが商店街巡りは意外と面白かった」と話していた。

 同大学の学生は、「地域の人とふれあって、優しさや明るさを感じた」と感想を述べた。同商店会の塚原祐太会長は、「美大生ならではのユニークな企画で、商店街の魅力をスタンプラリーという方法で表現してくれた。協力してくれる店舗も多く、改めて良い商店街だと思った。来年もぜひ協力したい」と話した。