「眠り」をキーワードに健康と幸せを提供する通販専門パジャマ店
現在ほどネット通販が普通ではなかった時代、2001年に楽天市場でパジャマを販売し始めたのが㈱フレックス。フリース素材なのに静電気が起こりにくいパジャマ、通気性と伸縮性を兼ね備える二重ガーゼのパジャマ、急な災害時にそのまま避難してもいいパジャマ「NERUFUKU®」シリーズなどを生み出しました。
こうしたアイディアと高い品質を生かしたパジャマ、ダウンのブーツやブランケットといったオリジナル商品は、ファストブランドに比べて多少値は張るものの、「大切な人には本当にいいものを身に着けてほしい」という人たちの気持ちにマッチし、「今はギフトとしての利用が7割」という人気ショップに成長しました。
特に好評なのが「パジャマブーケ®」として商標登録もしているパジャマのブーケラッピング。パジャマをセロファンでしっかりと包み、その上にプリザーブドリーフやアーティフィシャルフラワーをのせてラッピングするため、見た目は花束そのもの。「受け取った方が箱を開けた時に、うわぁ! と声を上げてしまうようなギフトにしたいんです。どうやって喜んでもらおうか、とスタッフみんなでいつも考えています」と熊坂さん。例えば還暦祝いのギフトなら、ちゃんちゃんこをイメージした赤を基調にしたラッピングを施すことも。
「注文画面を見て、どういう方が、どういう思いで注文されているのか、汲み取ろうとしています」
フレックスのこうしたサービス精神は、商品だけにとどまりません。注文者が「ちゃんと届いたかな」と心配しないよう、「必ず届けます」というメッセージを送り、パジャマブーケの場合は発送前に撮影し、「このようブーケでお届けします」と画像を送付しているとのこと。
また、簡易ラッピングは無料ですが、有料のラッピングも好評です。中でも布袋ラッピングは知り合いの布業者から規格外の布を仕入れて、福祉施設で一枚一枚丁寧に袋に仕上げてもらっているそうです。
「廃棄になるはずの布を利活用でき、福祉施設には継続的に仕事を担ってもらえますし、お客様には布袋をエコバッグとして利用してもらえるので、SDGsにも貢献できていると思います」
「ECだけど対面のような接客」と熊坂さんが表現するこうした対応は、利用者の心をつかみ、楽天市場ではショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高評価を維持し続けています。
そんなフレックスは現在、新たな取り組みをスタートさせています。それが「衣・食・住」をテーマにした体験施設。2024年秋にオープン予定の「眠りビル(仮称)」では、心地よい睡眠のためのパジャマを手に取れることはもちろん、眠りにいい食事をレストランで提供したり、薬膳などの料理教室を開催したりするそうです。サウナや施術室のほか、枕や寝具、そして内装まで快適な眠りのために考え尽くした賃貸ルームも用意するというこだわりぶりで、設計図を開いた熊坂さんは目を輝かせます。
「オンライン販売のみの弊社では、これまで実際のパジャマに触れていただく機会が基本的にありませんでした。ここでは商品を体験することができて、自分に合っているのかを確かめることが可能です」と熊坂さん。
パジャマ専門店としてだけでなく、SDGsや共生社会といった社会課題にも取り組むフレックス。その魅力的な商品は公式サイト、パジャマ屋イズムオンラインストアのほか、楽天市場、Amazon、YAHOO!ショッピングなどでも購入できます。
「周りの方々、かかわった方々に幸せになってほしい。その幸せが私たちの魂のご馳走です」と語った熊坂さん、フレックスの魅力に、あなたも触れてみませんか。
情報
店名 | 株式会社フレックス |
電話番号 | 042-715-3495 |
営業時間 | 10:00~17:00(土日祝除く) |
HP | https://www.flex.jp.net/ (㈱フレックス) https://www.pajamaya.com/ (パジャマ屋イズムオンラインストア) |